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令和初、サーキットトレーニング

  • 執筆者の写真: Takashi Shindo
    Takashi Shindo
  • 2019年6月7日
  • 読了時間: 5分

サーキットを始める前に、トレーニングの考え方をアドバイスしました。

サーキットトレーニングをするために必要なのは、スキー動作に直結する動きを意識することです。

まず、競技者として3点のポイントを話しました。

☆心☆技☆体☆

体は体力でスタミナ・パワー・スピードの3つがあげられます。年間のほとんどを体力トレーニングに費やします。年間トレーニング時間の目標として、青年(シニア)は720時間、少年(ジュニア)は680時間を達成できるようにトレーニングプランを立てます。トレーニングプランの立て方は、また今度記載したいと思います。

技はテクニックはスキーバランス・スキー滑走での身体の使い方が重要です。体力トレーニングと平行的に基本から応用に至るまで考えてテクニックを磨いていきます。

心とは、集中力、諦めない心、全力で頑張る心、負けたくないという勝負心、粘り強さ・・・・・・その他個人のモチベーションの中にいろいろあると思います。

これは心の中が見えない為非常にトレーニングプランを立てるには難しいことです。

しかし、よくアスリートから聞くレース後の敗因で「攻めきれなかった、焦ってしまった、いつもどおりにできなかった、他の人が気になった・・・。」など多くのメンタルの弱さが聞くことがあります。

サーキットトレーニングはこの3つの心技体を合わせてできる合理的なトレーニングとなります。スキー動作を意識したメニューで1分間の全力運動と20秒間のレストタイム、チーム一丸となって全身全力全霊で行ってもらいます。

がむしゃらにトレーニングをすることが恥ずかしいかったり、正しい動作で全力でやり続ける体力がなかったり、自分のペースで自分の考えだけで行うトレーニングがやりたいと思う選手もいるでしょう。多くの選手は個性があるのでまとめるのも一苦労ですが、やればやったで効果がでて来ます。基本・応用、軽負荷・重負荷、安定・不安定と計画的に段階を経てサーキットトレーニングをすることにより、スキー動作に生きてきます。

なぜ、私はこのきついトレーニングさせるのか!いつも自分の心に問いかけてしまいます。声をかけ、激励し、サーキット動作の指導しながら見ていても、苦しくて、きつくて、心が痛いです。でも、スタートしたらやり続けるしかないのです。成果を出せる選手を強化・育成することが私達の使命・任務なんです。

ノルウェー研修で直にオリンピック強化フィジカルトレーナーから見て学び、ノルウェー選手をコーチングしてきた1年間の成果はここ日本のこのバイアスロンチームから発信し受け継がれるものとなるのです。

日本古来のフィジカルトレーニングもけして悪くない。SNSやユーチューブで得れる情報も今はたくさんある。それを精査し一つ一つを理解して効果的にするためには、学び(研修成果)は非常に重要です。私の財産です。

今回1回目のサーキットは、少数、安定、基本にポイントを設けてメニューを作成。

1分間✕10種目✕3セット。

種目間のレストは20秒。

セット間は2分間。

年間で15回〜20回を実施します。あくまで基準です。筋力トレーニングと平行的に行うことが重要です。5月〜7月まで週2回の筋力トレーニングとサーキットトレーニング。8月〜11月(強化トレーニング最盛期)には週1回の筋力トレーニングをサーキットトレーニング。12月移行も継続的に行うことが望ましいですが、強化合宿・レースなど目的と合わせてプランを作ることが必要です。

以下の写真はその一部のサーキットメニューです。

トレーニングセンターでみんな一緒にサーキット!他の誰よりも正しいフォームで、他の誰よりも回数をこなし、他の誰よりも全力で頑張る!これがチーム全体での切磋琢磨!

仲間が頑張るから私も頑張る!選手が頑張るからコーチも頑張る!これが一体感です。

周りでトレーニングをしている選手からすると、異空間!うるさくてごめんなさい。

メディシンバウンド(両足・安定状態)

ダブルポールを意識して、ボールを面に叩きつけます。この際、骨盤の使い方を間違わないようにしなければなりません。

バランスボードスキークラシック

不安定な状態で前後左右にぶれないで大きなフォームを意識します。このときにポイントは、大きく腕や足を動かし、リズミカルにバランスを崩さないように行ってみましょう。

腹圧に意識したトレーニング、メディシンボールあるタイプ。

バランスボードスケーティング

雪原でスキーを履いてる意識を忘れず、鏡を見てフォームチェック。

ビヨルゲン

ノルウェークロカン選手で第一人者であった女子選手のビヨルゲンが考案したサーキットメニューだそうだ。これは、非常にきつく、辛い内容です。これも低・中・高の3つの負荷設定がある。骨盤のいちが重要となり、腹圧に意識した状態で行います。

背筋ボール

ボールと肘は地面につかず、上・右・左とリズミカルに淡々とこなします。しっかりと、腰を背中を意識して上げるようにしましょう。

ビヨルゲン!!

これであなたの腹筋もバッキバキ!冬にはポール捌きがうまくいき、一回の押しで進む距離を伸ばしてもらいたい。海外強豪選手がやっている普通のトレーニングであり一風かわったこともありません。チャレンジするか!しないかはあなた次第です。

 
 
 

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